とはいいつつ、相変わらずのらりくらりと生活してます。
そんなある日タブレットでゲームをしてると、
たびたび出てくる「タレントオーデイション」の広告が・・・
気になったので、バイトするくらいならエキストラでもギャラ貰える?
な~んて、
軽~い(あま~い)気持ちで
ポチッっと押しちゃいました。
一次審査(写真審査)
書類(インターネット)によるものです。
内容は氏名、年齢、住所、生年月日、顔写真、などなど
履歴書に似たようなものでした。
普通のとは違って、あまり学歴は問われません
暇つぶしにと、ダメもとで送っちゃいました。
一月もたった頃、
家に水色の青い封筒が届いていました。
DMにしては大きいA4の封筒です、
すっかり忘れていた「アカデミー」からの封書
多分結果が入ってると思いワクワクしながら開けてみると
封書には立派な
賞状が・・・
賞状には「第一次合格通知書」とありました。
賞状みたいなもの貰うの久しぶりだし、
内容はともかく嬉しいものですね。
同時に
「第二次面接実技試験も行いますのでご出席ください」との事
やったぁ~!
受かったなら行きゃなきゃってノリではあったのですが
そこはのん気な私です。
「合格通知を受け取ったらご一報ください」ってのを
ほったらかしにしていました。
そしたら、3~4日してアカデミーから確認の電話が、
「当社からの封書は届きましたでしょうか?」
「はい。」
「このたびは合格まことにおめでとうございます。」
「つきましては二次審査、面接のご案内ですが、
○○日19時からなんですが大丈夫でしょうか?」
「ほとんどの方が初めての方なので気軽にお越しください。」
・・・・など、やさしく案内してくれました。
私は、「はい。」
って、気がついたら「はい」しか言ってなかった。
二次審査(面接)
○自己PR・意気込みアピール、○セリフ審査、○歌審査(*希望者のみ)
それから2~3週間後。
さてさて、オーデイション当日
行ってみると人が多くて待合室にも人があふれていました。
セリフを覚えてる人、子役なのか?親子で来てる人、
(ここは子役タレントが多いので有名だそうです。)
いろんなタイプの方がいらっしゃてるみたいで
やはりOLとかビジネスマンとは違い
色んな個性のある方が多いみたい。
いかにも俳優ですといったような所作やしぐさの人。
(未だなってないんですけど・・・)
そんな気取った俳優はいないでしょ!って思いましたが、
本人はファッションショーでもしてるような歩き方で
やたらウロウロ。さすがタレント養成所
私にとっては退屈な時間だったのですが
人間観察してるといろんなタイプの方がいて面白いです。
散々待った挙句、番号順に20人ほど部屋に案内されました。
そこで
オーデイションの内容説明とアンケート用紙を渡され
①自己紹介?(自己アピールですね。)
②セリフ(短い課題が4つ、その中から一つ)
②歌(特技でもよい)歌わなくてもよいのですが、
③オーデイションに対する意気込み
といったような内容でした。
あと、緊張をほぐすためのトレーニング?を教えていただきました。
というのは、面接する上で印象が大切なので、明るくする方法だそうです。
どうしても緊張すると目に力が入って眉間にしわが寄るそうで
それだと印象が暗くなります。
そこで、眉を上に上げれば明るい顔になるとの事。
眉を上に上げたり下げたり、の顔面体操。
一日数回やればいいみたいですが、やりすぎには注意です。
またしばらく待たされた後、
いよいよオーデイションです。
薄暗い会場の中には30人ぐらいのエントリー者と
審査員が7名ぐらい。
審査は5人一組前に出て、一人ずつ審査というものです。
内容はというと
スポットライトを浴びてカメラの前で自己紹介と、
セリフ演技
歌や特技披露、意気込みなどアンケートに書いた
内容についてMCの方が上手にリードしてくださいます。
ほとんどの方が「小さい頃から俳優(芸能界)に憧れて」
だとかいった人でした。
僕も本番までは色々考えてましたが、
やはり緊張のせいか?言いたいことの半分も言えず
本音で、「インターネットから興味本位でポチット押してここまで来ました。」
なんて・・・
何言ってんだか、今思えばちょっと恥ずかしいです。
次はセリフ
僕が選んだのは、
生まれ故郷に十数年ぶりに帰ってきて。
初めてやってきた連れに・・・という設定で
「昔ここいら辺一帯はずっと海だったんです。あのあたりまで
波打ち際が続いていて・・・よく近所の同級生たちと遊んだものです。
何時からこんな風になってしまったのかって?さあ・・・」
というセリフ。
隣の女性に、「何を選んだの?」って聞かれて
「あ、僕はこれにしようかな?って、」
そしたら、「いや~似合ってるぅ~」なんて言われたけど、
これしかしゃべれそうなセリフなかったから・・・
他は、木下順二「夕鶴」のシーンとか、中華料理店「幸楽」のシーン
自分も落ち込んでるけど、より悩みの深い友人を励ますシーン
歌の披露だけど、
事前アンケートでは「歌わない」って書いたのに
本番前には、どうせ受けるなら恥はかき捨てで・・・って気になり、
慌てて歌う歌を探していました、(笑)
歌詞など覚えているはずもなく、スマホで検索したのを見ながら
かっこいいのより、わりと歌いやすい「花」を歌いました。
(川はなぁ~がれて、どこどこい~くぅ~のぉ~)ってやつです。
あと意気込みですが、
意気込みって言われてもね~、・・・ないです。
でも、「もしエキストラでも仕事が貰えるなら
プロとしてしっかりやりたいです!」って
きっちり言ってやりました。
ん、? やっぱり・・・はずかしい。
なんだかんだと一人あたり4~5分の審査だったでしょうか?
あっという間でしたね。
(特に待ち時間が長かった割には・・・・)
エントリーが多かったせいもあって、ここまで4時間ぐらいかかりましたが
スタッフの方々も優しかったせいもあって楽しかったです。
結果は???
一週間後。
またまた立派な賞状とともに「合格おめでとうございます!!」のメッセージ
やはり、・・・「嬉しい。」
- 応募者総数 2014名
- オーデション受験者 427名
- 入学者定員 135名
- 待機者 7名
ん、?結構な競争率ではないか!?
しばらくしてアカデミーから電話がありました。
(合格通知を受け取ったらアカデミーのほうにご一報ください。
って、メールもらってたのまたまた忘れてました。)
内容は「このたびは長い時間オーデイション受けていただいて
まことにお疲れ様でした。ご通知はお受け取りいただけましたでしょうか?
今回合格となりました。おめでとうございます。」
・・・からはじまって
さわやかな白いシャツが印象的で、誠実さもみられます。
歌も素朴でやさしさも感じられ、
○○○○さんのような個性的な俳優にぴったりです。
姿勢もよく、しっかりとした立ち姿はりっぱです!
・・・な~んて、
歯の浮くような良いことをつらつらと語られ悪い気はしません。
かえって心地よい気分です。
(まぁ、多かれ少なかれ当たってますけどね。笑)
そこから入学案内のお話。ですが、
「せっかくですが、金銭的に余裕がないのでお断りしようかな?
って思ってるんです。」って、
自分なりに丁重に辞退する意をお伝えしました。
そしたら、「あの~、体験レッスンというものがありまして、
無料なので是非。その時に詳しいお話も聞かせてください。」
な~んて、
その気になっちゃうじゃないですか!
まあ、無料だし、どんなレッスンか?
行かない理由もないし、「じゃ、伺います。」
って、言ってしまった。
まとめ
自分磨きや習い事という考えならとても役に立つと思います。
今回、アカデミー(芸能スクール)の応募(募集)
という内容でしたが
僕が感じたのは、アカデミー側の対応がとてもすばらしい!!!
個人的に絶賛します。
プロといえども、人の良いところや性格を見抜くって難しいけど
さすがって思えます。
合格通知にしても普通は小さな封筒に「合格おめでとう」の
文章だけですが賞状とか会社案内のような立派な冊子も添えて
重みのある伝え方をしてくれてます。
自尊心をかきたてられます。
芸能界で
人に対する接し方、
新しい自分の発見!
人を喜ばせたり気持ちよくするもの、
など、学ぶことがたくさんあるような気がします。
これは普段の生活にはなかなかないかもしれません。
ついついじぶん本位に考えて
他人の気持ちを察してあげられない。
そんな自分を少しずつでも変えていけたらなぁ、
と思っています。

